2010-05-03

空気を読むな、本を読め。

小飼弾
イースト・プレス

小飼弾の頭が強くなる読書法

字が大きくて、行間が広くて、薄いので、あっという間に読み終わります。
著者の小飼さんが本書で書かれている通りに、図書館で借りるのがいいと思います。
1500円はちょっと勿体無いかな。

ただ、あっという間に読み終わってしまうんですが、「なるほどっ!」と思うような事はたくさん書かれています。全体的に面白い本でした。

巻末の「小飼弾が選ぶ最強の100冊 + 1」は、面白い。
著者自身のブログのURLが記載されているのも面白い。

Amazon 内容紹介
月間100万PVを誇る書評ブログ『404 Blog Not Found』主宰 小飼弾の読書法をあますところなく公開!
考える力が恐ろしいほど身につく!
『小飼弾が選ぶ最強の100冊+1』収録

「IT時代の『知の巨人』、小飼弾さんのエッセンスがサクサクと手に入ります。それは、金銭では決して測れないほどの価値です。」 勝間和代

本を読むことは「~しなければならない」という仕事のような義務でもなんでもない。「~できればいい」という類の「遊び」のひとつであり、快楽でもあります。
そうして読書で得た知識や知恵、発想法、論理力は、自然とあなたの力になるのです。(「はじめに」より)

Amazon 内容(「BOOK」データベースより)
考える力が恐ろしいほど身につく!小飼弾が選ぶ最強の100冊+1収録。



外事警察

麻生 幾
日本放送出版協会

NHKドラマの原作小説


外事課(がいじか)とは、日本の警察の警備警察(公安警察)に所属する課であり、外国諜報機関の対日有害活動を捜査することを主要な任務とする。世界各国の防諜機関に近い性質を持つ。

警察庁警備局の外事課は、警視庁及び各道府県警察本部の外事課を統率している。各道府県警察本部の外事課は、警備部に所属している。例外として警視庁の外事課は、公安部に所属している。また、国際空港を管轄する警察署には、外事課が設置されている場合がある。(Wikipediaより)



日本に潜伏するとされる国際テロリストグループ。
その捜査にあたるのが外事第三課(NHKドラマでは実在しない、架空の第四課でした)の作業班長である住本。
手段を選ばず、存在、行動を決して知られる事なく任務を行う。
政治、テロリストとの情報戦。

略語などを含めた専門的な内部用語が頻出します。
姿の見えないテロリストグループのリーダー「フィッシュ」。
敵は、政治なのかテロリストなのか、全編を通して緊張感あるストーリーが展開されます。

原作を読んだ後に、ドラマを観ると、おさらいになって、ストーリーを理解しやすいかも知れません。
ドラマは、(かなりストーリーが違っていますが)かなりわかりやすく作られていました。

登場人物の多いのですが、それぞれが突出したキャラクターという訳でもないので、なかなか物語の展開と人物背景がリンクせずに苦労しましたが、この辺りは私の理解力や記憶力が乏しいという事が証明されたという事なのかも知れません。
やっぱり、二度読みが必要です。

ドラマ化を意識してなのか、登場人物を紹介するためだけの、最初の方の事件が本編と全く関連していないのが、余計に混乱を招くような . . . 。
私が本編との関連に気付いていないだけ?

読み終わった後は、自宅に帰る前に、不要に遠回りをしてみたり、反対方向に曲がったりしてしまう事でしょう。


Amazon 内容(「BOOK」データベースより)
日本でテロリストと闘うのは「外事警察」(ソトゴト)と呼ばれる者たちである。そのすべてが秘匿作業で、決して姿を公に晒すことはなく、極限まで目立たないことを追求して街に溶け込み、最高レベルの秘匿作業を行っている。彼らの活躍を通して、日本の危機管理のあり方を問う、驚愕の書き下ろし諜報小説。

2010-04-30

Nのために

湊かなえ
東京創元社

相変わらず、登場人物がそれぞれの章で語ります。
個人的には「告白」が一番おもしろかったかな . . . 。

内容(「BOOK」データベースより)
「N」と出会う時、悲劇は起こる―。大学一年生の秋、杉下希美は運命的な出会いをする。台風による床上浸水がきっかけで、同じアパートの安藤望・西崎真人と親しくなったのだ。努力家の安藤と、小説家志望の西崎。それぞれにトラウマと屈折があり、夢を抱く三人は、やがてある計画に手を染めた。すべては「N」のために―。タワーマンションで起きた悲劇的な殺人事件。そして、その真実をモノローグ形式で抒情的に解き明かす、著者渾身の連作長編。『告白』『少女』『贖罪』に続く、新たなるステージ。

2010-04-21

デセプション・ポイント 上下

ダン・ブラウン
角川書店

どちらかというと、ラングドンシリーズよりも、パズル・パレスとか、デセプション・ポイントのようなラングドンシリーズ以外の方が個人的には楽しめた。

内容(「BOOK」データベースより)
国家偵察局員レイチェルの仕事は、大統領へ提出する機密情報の分析。現在、ホワイトハウスは大統領選の渦中にあり、現職と争っている対立候補は、なんと彼女の父だった。選挙戦はNASAに膨大な予算を費す現政府を非難し、国民の支持を集めている父が有利に進めていた。そんなある日、レイチェルは直々に大統領から呼び出される。NASAが大発見をしたので、彼女の目で確かめてきて欲しいというのだ…。
状況が飲み込めないままレイチェルが連れて行かれたのは、北極だった。氷棚に埋まった巨大な隕石から等脚類の化石が大量に発見されたのだ。これは地球以外にも生物が存在する証拠であり、まさに世紀の大発見だった。ここで、選挙戦は一気に逆転し、大統領が対立候補の娘である自分を情報分析官として選んだ理由を悟る。だが、科学者チームと調査を進めるうちに、レイチェルは信じられない謀略の深みにはまり込んでゆく…。



ロスト・シンボル 上下

ダンブラウン
角川書店

キリストの聖杯をめぐる事件から数年が経ち、ハーヴァード大で 教鞭を執る静かな生活を送っていたラングドンに、旧友から連絡が入る。フリーメイソン最高位の資格を持つスミソニアン協会会長ピーター・ソロモンからで、 急遽講演の代役を頼みたいという。会場である連邦議会議事堂に駆けつけるが、そこにピーターの姿はなく、切断された右手首が……薬指には見覚えのある金の 指輪。フリーメイソンの紋章をあしらったその指輪は、ピーターのものに間違いない。ピーターを人質に取ったというマラーク(悪霊)と名乗る謎の男は、ラン グドンに“古の門”を探せと命じる。ピーターの右手の指先に施された独特の刺青が“古の門”の先にある“古の神秘”を指し示す図像であることにラングドン は気付く。誘拐犯マラークの目的は、この恐るべき力を持つとされる“古の秘密”を手に入れることにあるのは明らかだった。ラングドンは駆けつけたCIA警 備局長サトウと共に、まずは、“古の門”の捜索に乗り出すのだが……。



2010-01-21

リアルワールド

桐野夏生
集英社

最近、特に意識しているわけでもないし、内容を知らずに作家名で買ってきたり、借りてきた本のストーリーというか、体裁が登場人物それぞれが、順に各章で語っていく事で、徐々にストーリーの見えなかった部分が見えてくるという、タイプの本を読むことになってしまった。湊かなえさんとか。今回もそのタイプ。ただ、同じ人物が二度語るような箇所もある。

Amazon.co.jp
山中十四子、通称トシ。クールなテラウチと、エキセントリックなユウザン、育ちのよいキラリンという3人の友人とともに、残り少なくなった高校生活を送っている。夏休みのある日、隣家の同い年の少年が母親を撲殺した。彼がトシの携帯電話と自転車を盗んで逃亡したことから、4人の女子高生は事件に巻き込まれてしまう。警察や大人たちに真実を話せず、個々に抱える悩みを逃亡少年に照らす彼女たち。「ヒトから見られる自分」と「本当の自分」のはざまで揺れ動く思春期の心が、章ごとに語り部を変えるスタイルでつづられている。

桐野作品は、リアルな女性描写に定評がある。探偵「村野ミロ」しかり、『OUT』の主婦連しかり。そこには世の男性陣の幻想であろう「優しく弱い」姿はなく、図太くしたたかに生きる女性像が描かれている。本書もまた女性の描写がおもしろい。といっても、従来作品にある「大人の女」とは異なり、ここに登場するのは女子高校生4人組である。大人のように1人で歩むことはできず、子どものように無邪気になれるわけでもない彼女たち。油断すると足元をすくわれそうな世知辛い世の中から、懸命に自分を守りながら生きている。ある者は目立たぬようにと細心の注意を払い、ある者はバカなふりをして。これが「イマドキの女子高生」の真の姿なのかもしれない。(冷水修子)

出版社/著者からの内容紹介
4人の女子高生、ホリニンナ、ユウザン、テラウチ、キラリン。ホリニンナの隣家の高校生ミミズが母親を殺して逃亡した! 4人はミミズの逃亡を手助けすることに。現代の高校生の心の闇を描く、力作長編。

内容(「BOOK」データベースより)
ねえ、取り返しのつかないことってあるんだよ。高校3年生の夏休み、世界の終わりが始まった。

内容(「MARC」データベースより)
ある夏の日、隣家の少年「ミミズ」が母親を殺した。あたし、女子高生・十四子と友人達は唐突に事件に関わり、思いもかけない事態に…。現代人の心の闇を描く著者が、高校生の内面に切り込む衝撃作。

2010-01-07

カクレカラクリ

森博嗣
メディアファクトリー

内容(「BOOK」データベースより)
廃墟マニアの郡司朋成と栗城洋輔は、同じ大学に通う真知花梨に招かれて鈴鳴村にやって来た。その地にある廃墟施設を探検するためだ。だが彼らを待ち受けて いたのは奇妙な伝説だった。鈴鳴村にはかつて天才絡繰り師が住んでいたが、120年後に作動するという絡繰りを遺してこの世を去った。今年はまさに絡繰り が作動するその年にあたるというのだ!2人は花梨と妹の玲奈の協力を得て、隠された絡繰りを探し始めるのだが…。

内容(「MARC」データベースより)
廃墟マニアの郡司朋成と栗城洋輔は、同じ大学に通う真知花梨に招かれて鈴鳴村にやって来た。天才絡繰り師によって、120年後に作動するように仕掛けられた謎の絡繰りとは? コカ・コーラ120周年記念作品。